軍隊に於いて需品として支給されるタバコ。中身は普通のタバコで、兵営内では嗜好品として販売され、前線では無料で配られた。軍用では単なる嗜好品ではなく、その中毒性から士気に関わるものとして扱われ、食料などと同じく部隊から支給された。市販品を配るのみならず、占領地のタバコ工場で軍用に作られたものもあり、その場合は包装などが軍用独特のものとなった。満州で製造された「極光」には軍用と記載され、朝鮮で作られた「かちどき」 には銃を構えた兵士が描かれた。内地では「朝日」「錦」が慰問用に作られ、慰問カードが同封された。